高島屋は14日、高島屋洛西店(京都市西京区)を来年8月3日に閉店すると発表した。店舗の黒字化や、老朽化した店舗への多額の設備投資を回収するめどが立たないため。1982年4月の開店から40年超の歴史に幕を閉じる。
高島屋は「店舗を取り巻く地域環境や不透明な消費環境を勘案した」と説明した。従業員75人は、原則として社内で配置転換する。2025年2月期の売上高はピーク時の6割程度に減少し、来店客数の減少にも歯止めがかからなかった。
隣接する商業施設内にサテライト店舗を設けるほか、京都店と連携して洛西店の来店客のニーズに応えるという。跡地はマンションや商業施設として活用される予定。