最首悟さん
 最首悟さん

 水俣病の調査や障害者の支援活動に携わった哲学者で和光大名誉教授の最首悟(さいしゅ・さとる)さんが8日、肺炎のため死去した。89歳。福島県出身。葬儀は近親者のみで行う。

 東京大に入学し、1960年代の全共闘運動に助手の立場で加わった。70年代には熊本県で水俣病の調査に従事した。

 重度障害のある娘と暮らす中で障害者の支援活動にも携わり、2016年に起きた相模原障害者施設殺傷事件を巡っては、植松聖死刑囚と面会や手紙のやりとりを続けた。和光大や恵泉女学園大で教壇に立った。

 著書に「能力で人を分けなくなる日」「星子が居る」「生あるものは皆この海に染まり」など。