米議会上院の公聴会に出席したケビン・ウォーシュ元FRB理事=21日、ワシントン(ロイター=共同)
 米議会上院の公聴会に出席したケビン・ウォーシュ元FRB理事=21日、ワシントン(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長に指名されたケビン・ウォーシュ元FRB理事は21日、議会上院の人事承認を巡る公聴会で「金融政策の独立性は極めて重要だ」と述べた。トランプ大統領が利下げを求めて介入を続ける中、政治から独立して政策運営に当たる姿勢を強調した。政策金利の方向性については「どうあるべきかを事前には決めない」と述べ、利下げを明言しなかった。

 FRBの政策運営が実際の経済情勢よりも政権の意向に左右されれば、中央銀行の信頼性を失う事態にもなりかねない。野党側はウォーシュ氏がトランプ氏の「操り人形」ではないかと指摘し、独立性に関する考えを繰り返しただした。

 ウォーシュ氏は、大統領が金利について発言しても「独立性が脅かされるとは思わない」と語った。トランプ氏から金利決定で自身の考えに従うよう要請されたことはなく、金利水準に関してトランプ氏に対して何も約束していないと述べた。

 トランプ氏は1月にSNSでウォーシュ氏の指名を発表して以降も、利下げを求める姿勢を崩していない。