文部科学省の専門委員会は17日、人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)をブタの受精卵に入れて育てる岐阜大の研究計画を大筋で了承した。人の細胞がブタの受精卵の中で育つ条件を調べ、将来的にブタの体内で人の移植用臓器を作る技術に役立てることを目指す。

 研究では、京都大iPS細胞研究財団から提供を受けた人のiPS細胞をブタの受精卵に入れ、培養器内で最長10日間育てる。1回に約50個、計約4200個を作る計画。ブタの子宮には戻さず、人の細胞がどの程度入り込んだかや、細胞の分布を調べる。

 動物の受精卵に人の細胞を入れた動物性集合胚を使い、動物の体内で移植用臓器を作ることを目指す研究は、他大学でも進められている。