私立のオンライン大学「ZEN大」(本部・神奈川県逗子市)などの国際共同研究チームは17日、数学の難問「ABC予想」を証明したとする京都大数理解析研究所の望月新一教授の理論について、「過程に不明瞭な点がある」と指摘した中間報告を公表した。証明の正否は「判断を保留する」とした。数学の証明支援ソフト「Lean(リーン)」を使った検証を今後も継続するという。
望月氏の論文は2021年に同研究所が編集する国際専門誌に掲載されたが、理論の正しさを巡って世界の数学者の間で意見が分かれている。
リーダーを務めるZEN大の加藤文元教授は同日の記者会見で「証明が得られたと言う立場にないが、同時に理論が決定的に破綻していると断定する立場にもない」とした。一方、検証で課題となるポイントは以前より絞り込めたとの認識を示した。
ABC予想は、整数の足し算とかけ算の関係にまつわる手法で、欧州の数学者が提唱した。望月氏の理論は独特な表記方法などを駆使しており、数学者の間でも「理解できない」「誤りがある」などの指摘がある。
























