「飛鳥・藤原の宮都」の世界文化遺産登録が決まり、喜ぶ奈良県の関係者ら=26日午前、奈良県橿原市
 「飛鳥・藤原の宮都」の世界文化遺産登録が決まり、喜ぶ奈良県の関係者ら=26日午前、奈良県橿原市

 奈良県の「飛鳥・藤原の宮都」の世界文化遺産登録が決まった26日、県内では地元住民や関係者が喜びを分かち合った。約千人がパブリックビューイング(PV)会場などで世界遺産委員会の審議の様子を見守り、登録決定に歓声を上げた。首長らは「次の世代に伝えたい」と口をそろえた。

 同県橿原市で開かれたPVには会場のホールに入りきらないほど人が集まり、審議の生中継を固唾をのんで見守った。登録決定の木づちがたたかれると歓声が上がり、司会の声をかき消すほどの拍手が巻き起こった。くす玉が割られて金色のテープが飛び出し、観客は配られたうちわやタオルを振って盛り上がった。

 亀田忠彦橿原市長は「新たな歴史の一ページが刻まれた。この素晴らしい歴史遺産を守り、活用していくという大きな課題も残されている」とあいさつ。19の構成資産のうち15がある明日香村の森川裕一村長は記者団に「地域の皆さんと一緒に次の世代につなげていきたい」と話した。