栄養価が豊富な酒かすを使った料理を紹介する「神戸酒粕de女子力アップフェスティバル」が、神戸市東灘区の岡本商店街の20店舗で開かれている。3日は神戸酒心館(同区御影塚町1)と共催したイベントがあり、参加者は酒かす入り石けん作りや利き酒を楽しんだ。(真鍋 愛)
同商店街は2014年から同フェスティバルを催しているが、酒かすをテーマにするのは初めて。店主らは昨年秋からメニューの準備を始め、乳製品との相性の良さを生かしたグラタンや、酒かすの甘酒を加えたフランスの伝統菓子カヌレなどを考案した。
この日は酒かすマカロンなどの飲食ブースのほか、美容や健康に関する8講座が開かれた。美容セミナーでは、酒かすにシミやそばかすの原因を抑える「遊離リノール酸」などが大量に含まれていることが紹介された。酒かすパックの体験コーナーには、美白効果にあやかろうと、約30人の女性が詰め掛けた。
同区の会社員(41)は「パックは初めて体験した。食べるイメージしかなく、効果がどう出るか楽しみです」と話していた。