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選んでもらったウエアを着て走る記者(右)と片岡真里絵さん=神戸市中央区東川崎町1(撮影・中西幸大)
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選んでもらったウエアを着て走る記者(右)と片岡真里絵さん=神戸市中央区東川崎町1(撮影・中西幸大)

選んでもらったウエアを着て走る記者(右)と片岡真里絵さん=神戸市中央区東川崎町1(撮影・中西幸大)

選んでもらったウエアを着て走る記者(右)と片岡真里絵さん=神戸市中央区東川崎町1(撮影・中西幸大)

【“先輩”見習い弱音封印】

 神戸マラソンに出場するにあたり、ウエアと小物を新調することにした。自分の力が頼りない分、気分だけでも盛り上げていこうという魂胆だ。

 普段の仕事着は数枚のシャツとパンツを着回すだけの私。運動能力もないが、おしゃれ心もあまりない。1人で選ぶのは不安で、第2回神戸マラソンのおしゃれランナー賞グランプリに選ばれた神戸市垂水区の会社員、片岡真里絵さん(29)に付いてきてもらった。

 「ウエアも普段の服選びと同じ感覚」と話す片岡さん。まずは一つ好きなアイテムを選び、それに合わせて全体のコーディネートを考えるといいという。私の場合は、青とピンクのショートパンツが気に入った。

 「同じ色が入ったものを選ぶと、失敗が少ないですよ」とのアドバイス。一言にピンクや青といっても、微妙な色の違いがある。商品の色を見比べながら、パンツと同じ青色のラインが入ったシャツに決めた。ほかにピンクのキャップ、靴と同じ配色のウエストバッグも購入した。

 せっかく選んでもらったウエア。本番まできれいにとっておこうと思ったら、「絶対何度か試した方がいいです!」と強く言われた。服ずれなどがないかの確認は、やはり大切だという。

 片岡さんの初マラソン、第2回大会は波瀾(はらん)万丈だった。当選後に病気が発覚し、本番1カ月前に手術を受けた。「念願の初マラソンをどうしても走りたい」と、医師の反対を押し切って出場。

 傷口をかばったためか、折り返し付近で腰に激痛が走る。給水所のたびに痛み止めを飲み、何とか完走した。走り切れたのは「沿道の声援があったから」と振り返る。

 その強さに驚くとともに、自分の甘さを痛感した。術後1カ月で走り切った人がいるのに、弱音を吐くのも大概にしなければ! ここに完走を誓い、自分を追い込もうと思う。

 ちなみに、来年に結婚を控える片岡さん。「次は夫婦で神戸マラソン完走が目標です」と、きらきらした笑顔で語ってくれた。(小尾絵生)

【完走への心得】

□ウエアや小物は色で統一感を出すべし

□本番におろし立てのアイテムは避けるべし

□つらいときは沿道の声援を励みにするべし

2014/10/25
 

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