チェック 神戸マラソン 野口みずき選手、笑顔でクオーター完走2014/11/23

 「神戸は世界への扉を開けてくれた、大切な場所の一つ」。笑顔でクオーターを走り終えたアテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずき選手(36)=シスメックス=は、街への感謝を口にした。

 五輪前年の2003年、神戸全日本女子ハーフマラソンで優勝。今は活動の本拠地として特別な思いがある。

 この日は、並走するランナーを拍手で鼓舞したり、沿道の声援に手を振って応えたりと、観客の視線を一身に集めた。「また五輪に出てね」と声を掛けられたといい、「私が元気をもらった。また出場できるように頑張ります」と笑った。

 阪神・淡路大震災から間もなく20年。神戸の街には、協力して災害から立ち上がる力強さを感じるという。「力を合わせるのはマラソンも一緒。走るのは一人でも、周りのランナーや沿道、ボランティアが一つになる」

 完走後も、ゴールへ向かうランナーを拍手で鼓舞。すがすがしい笑顔で、声援を送り続けた。(長江優咲)

 
 

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