公立高校の一般入試が目前に迫ってきました。今回は、合格をより確実なものにするための「直前期の過ごし方」と「心構え」についてお伝えします。

◆新しい問題より「解けなかった問題」の復習を

 入試直前は、新しい問題に手を広げるよりも、これまでに間違えた問題の見直しに力を入れることが重要です。

 過去の模試やテキストで解けなかった問題が、今は何も見ずに解けるか、説明できるか、用語や単語を書けるかを確認しましょう。

 「出たら困る単元」を基本から解き直しておくことが、得点力の底上げにつながります。

 また、入試問題は教科書をベースに作られています。見落としている部分がないか、改めて教科書を読み込んでおくことも大切です。

 実際に、前日に覚えた用語がそのまま出題されたという例もあります。最後まで伸びる可能性は十分にあります。

◆「当日に自己ベストを出す」イメージを持つ

 結果を左右するのは、学力だけではありません。心の状態も大きく影響します。

 模試の結果や判定は、あくまで過去のものです。それにとらわれず、「入試当日に自己ベストを出して合格する」というイメージを持って勉強に取り組みましょう。

 そのためには、自分の弱点と正しく向き合うことが欠かせません。

 どんなケアレスミスをしやすいのか、どうすれば防げるのかを具体的に考え、実践しておくことが大切です。

 また、緊張しやすい人は、「緊張して当たり前」と受け入れたうえで、深呼吸や軽い黙想、自己暗示など、自分なりの対処法を準備しておきましょう。

 こうした積み重ねが、本番での落ち着きにつながります。

 「自信」とは、自分の努力を信じられる状態のことです。

◆保護者の皆様へ

 この時期、保護者の方もさまざまな不安を感じておられることと思います。

 しかし、その不安や焦りは、言葉や態度を通してお子さんに伝わってしまうものです。

 入試当日、試験に臨むのはお子さま一人です。

 だからこそ、保護者にできることは、健康管理を支え、安心して送り出す環境を整えることに尽きます。

 お子さんの性格や状態を一番理解しているのは、ご家庭です。

 ぜひ、落ち着いて本番を迎えられるよう、温かく見守っていただければと思います。

◆最後に

 いよいよ入試当日が近づいてきました。

 一人ひとりが、自分の人生の主人公です。

 困難はつきものですが、それを乗り越えた先に結果があります。

 入試は、その物語の大きな節目です。

 これまで積み重ねてきた努力を信じ、最後まで全力で挑んでください。

 皆さんの合格を心よりお祈りしています。

<執筆者>株式会社創造学園常務取締役・手嶋孝紀
 兵庫県を中心に100教室以上を展開する株式会社創造学園の総合進学塾エディック・創造学園にて教室責任者、学区責任者、研修、教務など、あらゆる部署を歴任し、教育現場から経営まで幅広い経験を積む。現在は常務取締役として教務のみならず会社全体を統括しながらも、「教務のトップである限り現場を離れない」という信念を貫いている。どれほど多忙でも教壇に立ち、生徒と共に学ぶ姿勢を崩さない。その現場での気づきが、新しい教材や指導法の開発へとつながり、創造学園全体の教育力向上を牽引している。

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