今年デビュー10周年を迎えたMrs. GREEN APPLEは“MGA MAGICAL 10 YEARS”と称して、さまざまなプロジェクトを発表しています。そんな彼らの曲の中で、カラオケで“歌いやすい”または“難しい”と感じる曲とはどの曲なのでしょうか。株式会社エクシング(愛知県名古屋市)が展開する通信カラオケ『JOYSOUND』が、このほど発表した「おしえて!カラオケで歌いやすい・難しいMrs. GREEN APPLEの曲」によると、“歌いやすい”と感じる曲は『ダーリン』、一方、カラオケで“難しい”と感じる曲は『天国』がそれぞれ1位となりました。
調査は、2025年7月にJOYSOUND公式SNS、メールマガジンにて募集、webアンケートで集まった933件の回答を集計したといいます。
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その結果、Mrs. GREEN APPLEの曲の中で「カラオケで“歌いやすい”と感じる曲」のTOP3は、1位『ダーリン』、2位『春愁』、3位『ライラック』となりました。
一方、「“難しい”と感じる曲」としては、1位『天国』、2位『Soranji』、3位『クスシキ』という結果になり、以下のようなコメントが寄せられました。
■<歌いやすい曲>
【1位:ダーリン】
▽高い音や難しい音程が少ない。女性でも男性でも歌いやすいキーになっている(10代)
▽テンポがゆったりしていて息継ぎもしやすい。音程の領域もそこまで広くないため、歌いやすい(30代)
【2位:春愁】
▽音の高低が緩やかで気持ちを込めて歌える(20代)
▽音域に無理がなく、体験したことのあるような歌詞に共感できるため、感情も乗せやすい(10代)
【3位:ライラック】
▽高音を出しやすく盛り上がりやすいのがポイント(10代)
▽どこに居ても必然的に耳に入ってくるような有名度、人気度で、常に口ずさんでる分音程も分かって楽しく歌える(10代)
■<難しい曲>
【1位:天国】
▽音程の上下の幅が広いところがあったり、単純に最高音が高いので難しいと感じました(10代)
▽とにかく高い!低い!感情を込めて歌うと倒れちゃいそうです。天国へ行ってしまいそうになります(10代)
【2位:Soranji】
▽高低差がすごい。ジェットコースターみたい(10代)
▽表現がどうしても難しい。ラスサビの部分でなかなか大森さんのように表現できなかったり歌えなかったりとにかく息がつづかない!(10代)
【3位:クスシキ】
▽全体的に音程の上下が激しく、テクニックが必要だと感じた(10代)
▽とにかく音程が追えない!その上にテンポも早く歌詞も独特のリズム感なのでむずかしい(10代)
次に、全国のユーザーと得点を競い合える採点機能「全国採点」の平均点をもとに、Mrs. GREEN APPLEの曲で、高得点をとりやすい曲、とりにくい曲も調べたところ、「最も点数がとりやすい曲」は、音域が広すぎず、メロディラインがキャッチーで覚えやすいことから、高得点が狙いやすい曲といえる『ANTENA』(平均点93.752点)が1位に。
なお、アンケートで歌いやすい曲1位に輝いた『ダーリン』は、本ランキングでは26位(平均点89.581点)とランク外となり、ユーザーの感覚とギャップが生じる結果となったものの、アンケートで2位の『春愁』は、8位(平均点91.356点)にランクインし、ユーザーの感じる歌いやすさとリンクする結果となっています。
一方、「点数がとりにくい曲」の1位は、アンケートでもカラオケで難しいと感じる曲として3位にランクインした『クスシキ』(平均点82.925点)。幅広い音域と繊細なリズム感、高度な歌唱テクニックが必要とされるため、高得点を獲得できれば自慢できる一曲です。
最後に、Mrs. GREEN APPLEの10年間のカラオケランキングを振り返り、2015年から2025年までの人気曲の変遷をたどるカラオケランキングでは、デビュー年である2015年の1位は『StaRt』となりました。
2016年はメジャー1stシングルの『Speaking』、2017年・2018年はドラマのために書き下ろされた『WanteD! WanteD!』が2年連続で1位を獲得。
2018年リリースの『青と夏』は、2019年と2023年で1位、2019年リリースの『点描の唄(feat. 井上苑子)』は、2021年・2022年連続で1位を獲得し、近年でも上位3位にランクインするなど、カラオケで根強い人気を誇っています。
また、アニメ主題歌としても知られる『インフェルノ』や、日本レコード大賞を2年連続で受賞した『ケセラセラ』『ライラック』も、Mrs. GREEN APPLEの勢いをさらに後押しする楽曲となっています。
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【Mrs. GREEN APPLE プロフィール】
大森元貴(Vo/Gt)、若井滉斗(Gt)、藤澤涼架(Key)による3⼈組バンド。2013年結成。2015 年 EMI Records からミニアルバム『Variety』でメジャーデビュー。2020年7月に初のベストアルバム『5』をリリースし、オリコン週間合算アルバムランキング、Billboard 総合アルバム・チャートにて1位を獲得。同時に“フェーズ1完結”を宣言した後に突如活動休止を発表し、約1年8ヶ月の活動休止期間を経て現在のメンバー編成となり、活動を再開。その勢いは留まることを知らない。