年収1400万円以上のパワーカップルが「住宅購入時に重視するポイント」は? ※画像はイメージです(kazoka303030/stock.adobe.com)
年収1400万円以上のパワーカップルが「住宅購入時に重視するポイント」は? ※画像はイメージです(kazoka303030/stock.adobe.com)

都市部を中心に住宅価格の高騰が続くなか、共働きで世帯年収の高い“パワーカップル”は、実際にどのような基準で住まい選びを進めているのでしょうか。グローバルベイス株式会社(東京都渋谷区)が実施した「住まい選び」に関する調査によると、パワーカップルが住宅購入時に重視したいポイントは「立地(周辺環境)」が最多となりました。

調査は、東京23区内に住む世帯年収1400万円以上のパワーカップル400人、および世帯年収600~1000万円のミドル層650人を対象として、2025年6月にインターネットで実施されました。

東京23区内に住む世帯年収1400万円以上のパワーカップルに、「あなたは将来マイホームの購入をしたいと思いますか。既にマイホームを持っている人は住み替えたいと思いますか」と聞いたところ、56.0%が「思う」と回答しました。

マイホームを購入したいと回答した人に、「住宅を購入する際に、最も重視したいポイント」を教えてもらったところ、パワーカップルでは1位「立地(周辺環境)」(56.5%)、2位「駅からの距離」(43.1%)、3位「価格」(38.2%)という結果になりました。

一方、ミドル層では1位「立地(周辺環境)」(57.2%)、2位「価格」(56.6%)、3位「駅からの距離」(35.5%)という結果になり、ミドル層のほうが価格を重視していることがわかりました。

なお、「新築かどうか」と回答したパワーカップルは10.0%にとどまり、14項目中11位となっており、かつてのような“新築一強”の時代ではなくなりつつあることがうかがえます。

他方、「理想の物件がなかなか見つからないと感じたことがある」と答えたパワーカップルは58.0%。

「理想の物件がなかなか見つからない」と回答した人に、「理想の物件がなかなか見つからない理由」を尋ねたところ、「価格が高い」(パワーカップル61.3%、ミドル層71.2%)や「条件に合う物件が少ない」(パワーカップル57.4%、ミドル層57.8%)が上位を占めました。

そこで、「住宅選びにおいて、何ができていればより効率的に選べたと思いますか」と尋ねたところ、パワーカップル・ミドル層のいずれも「希望条件を明確化しておくこと」(パワーカップル42.9%、ミドル層49.9%)や「希望条件をパートナーと事前にすり合わせておくこと」(パワーカップル44.4%、ミドル層40.5%)といった住宅購入における“事前準備”に関する意見が上位となりました。

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【出典】
▽グローバルベイス調べ