約2人に1人が「オフィスへの不満が退職検討の一因につながる」と回答 ※画像はイメージです(metamorworks/stock.adobe.com)
約2人に1人が「オフィスへの不満が退職検討の一因につながる」と回答 ※画像はイメージです(metamorworks/stock.adobe.com)

近年、働き方の多様化が進むなかで、オフィスは生産性やコミュニケーション、企業発展の基盤として重要視されているといいます。株式会社GOOD PLACE(東京都渋谷区)が実施した「オフィスの“もやもや”」に関する調査によると、約2人に1人が「オフィスへの不満が改善されない場合、退職検討の一因につながる」と回答したことがわかりました。では、どのような不満が挙げられたのでしょうか。

調査は、首都圏4都県と大阪府に居住する20~60代の会社員547人を対象として、2025年6月にインターネットで実施されました。

調査の結果、「現在抱えているオフィスの“もやもや”が解消されない場合、それが退職を考える理由の一因になる」と答えた人は48.8%となり、待遇や人間関係といった理由に加えて、オフィスへの不満もその一因になる可能性があることがわかりました。

また、「オフィスに関する不満がどの程度業務パフォーマンスに影響を与えていますか」という質問には、67.6%が「影響を与えている」と回答。一方、「影響を与えていない」(11.1%)と答えた人は約1割にとどまり、オフィスへの不満がそのまま業務の生産性にも直結していると感じている人が多いことが明らかになりました。

さらに、「理想のオフィス環境と、実際のオフィス環境」については、59.1%が「ギャップを感じる」と回答し、多くの人が実際には理想のオフィスで働くことができていないと感じていることが浮き彫りになりました。

そこで、「オフィスに対する具体的な不満」を尋ねたところ、「休憩スペースが足りていない」(21.9%)が最も多く、次いで「空調が調整しづらい」(18.8%)、「建物が古い」(14.8%)が続く結果になりました。

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【出典】
▽株式会社GOOD PLACE