神戸新聞社は2025年度大学入試について、兵庫県内の高校の合格実績をまとめた。定時制や通信制を除く公立、私立のうち、9月10日までにホームページで実績を公表した高校を対象に、大学別の合格者数を集計した。今回は兵庫県内と近隣府県の国公立7大学のランキングを紹介する。

 合格者数は現役生と既卒生の合計だが、現役生の実績しか公表していない高校もある。また、大学別の単年度実績を公表していない高校はランキングに含まれない。

 京都大、大阪大とともに関西の国公立を代表する神戸大の合格者は神戸高の53人が最も多く、次いで西宮市立西宮が49人、長田が48人だった。2桁の合格者を出した20校のうち、7割の14校を公立勢が占めた。

 兵庫県立大の最多は明石北の52人で、前年の27人から大きく増やした。2位の加古川東(49人)、3位の星陵(39人)も前年の合格者数を上回った。上位20校のうち9割の18校が県立・市立高で、公立出身者の受験傾向が強く表れた。兵庫教育大や神戸市外国語大でも同様の傾向が見られた。

 岡山大は姫路西(27人)をトップに加古川東(24人)、明石北(18人)と続き、播磨の公立勢が上位に並んだ。広島大のランキング上位には播磨地域に加え、神戸・阪神間の公立高も。大阪公立大はトップ10のうち4校が私立高だった。

 高校受験のページに神戸大、兵庫教育大、兵庫県立大、神戸市外国語大、大阪公立大、岡山大、広島大の合格者ランキングを掲載