東京ディズニーシーで「アナと雪の女王」の“女王アナ”の仮装をしていた来園者が、レストランでのハプニングで“完璧な女王対応”を受けた--。そんなエピソードがX(旧Twitter)に投稿され、「素敵な接客…」「やっぱりさすがですね」と注目を集めています。投稿したのは、SNS等でディズニーの魅力やロリィタファッションについての魅力を発信している愛野えりさん(@ainoeri)です。
愛野さんはこの日、自身が大好きだという「アナ」の仮装姿で、ハロウィンイベント中の東京ディズニーシーを訪れていました。
「映画館で初めてアナを見た時、まるで背中から風が吹いたような感覚で、『理想のプリンセスに出会ってしまった…!』と衝撃を受けました」とアナへの愛を語ります。
「ビジュアルや歌声はもちろん、考えるより先に動いてしまう天真爛漫さや、少しドジで不器用なところ、でも誰よりも愛情深くて、自分の力で道を切り開いていく姿がすごく愛おしくて、全てが理想の女の子なんです!」
そんな思い入れから、これまでは“プリンセス時代”のアナで仮装してきたものの、「今年は成長したアナの姿にも挑戦してみたい」と考え、今年初めて「女王アナ」にチャレンジしたといいます。
仮装の準備では、「アニメから飛び出してきた」印象を保ちつつ、パークの雰囲気になじむ“自然さ”も意識したそうです。
「アニメと現実のちょうど境目というか、仮装として自然に見えるラインを意識しました。特に衣装の素材感にはこだわりたかったのと、『クイーンのアナならどう立ち振る舞うのかな?』と、表情や仕草も自分なりに研究して準備しました」
■「我が国の女王に…大変失礼いたしました!」
今回の出来事があったのは、東京ディズニーシー・ファンタジースプリングス内の「アレンデール・ロイヤルバンケット」。映画「アナと雪の女王」の世界を再現したレストランです。
そこでモバイルオーダーの「アイスティー」を受け取ったところ、手にしたのはまさかの「アイスコーヒー」でした。
「実は普段から自分の味覚に自信がなくて(笑)。でも何度飲んでも苦かったので、『これ、アイスティーじゃなくてアイスコーヒーかもしれないので…確認していただけますか?』という感じで、そっとお声がけしました」
レストランの外で飲もうとして外へ出たタイミングで気づき、キャストに声をかけたという愛野さん。ひとりのキャストがキッチンへ確認に向かい、もうひとりのキャストがその場で対応してくれました。
「その場に残ったキャストさんが、とても優しいトーンで『我が国の女王に…大変失礼いたしました!』と素敵に繋いでくださったんです。本当に気の利いた、温かいご対応でした」
レストランの出口近くでグラスを手にしたまま聞いた原作をリスペクトした一言に、愛野さんは思わず口元がゆるんだといいます。
「『気を遣ってくださって申し訳ない…!』という思いもあったんですけど、ハロウィン期間ならではの遊び心あるやり取りにすごく感動してしまって、自然と“にんまり顔”になってしまいました。特にアナはとても思い入れのあるキャラクターなので、余計に嬉しかったです」
その後は無事にアイスティーを受け取り、エルサ仮装のお友達と合流。素敵な出来事の記念にアイスティーと一緒に写真を撮ったそうです。
Xのプロフィール欄に「Disneyの魔法にかけられた」と書く愛野さん。今回の出来事も、その“魔法”を強く感じる瞬間だったといいます。
「今回の出来事もまさに“魔法にかけられた”ような体験でした。パークでは作品の中に入り込んだような没入感を味わえる瞬間があって、その時間が本当に大好きです」
























