前橋市議会は27日招集の本会議で、小川晶市長(42)の辞職に全会一致で同意した。小川氏は同日辞職する。市職員とのラブホテル面会問題の発覚から約2カ月で、責任を取った形。辞職に伴う市長選は、議長が市選挙管理委員会に通知した翌日から50日以内に実施される。焦点は小川氏の動向や、選挙戦の構図へ移る。
辞職同意後、小川氏は出直し市長選への立候補を明言しなかった。市内で記者団に「支援者や市民と相談し、考えたい」と述べるにとどめた。今月14日には、市長選となった場合に出馬の考えを示していた。
同意に先立つ本会議では、議会や市民の意見を踏まえ「悩み抜いた末の決断だ」と語った。
小川氏は9月下旬、既婚の男性職員と2月ごろからホテルで10回以上会ったと認める一方、男女関係を否定。議会の8割超を占める7会派が今月13日、不信任決議案を提出する構えを見せた。可決の公算が大きく、小川氏は25日、議長に辞職意向を伝えた。
























