交流を続ける旧光明村の住民と記念写真に納まる吉椿雅道さん(右から5人目)、山村太一さん(同7人目)、安福瑞希さん(左端)=中国・四川省北川県(CODE海外災害援助市民センター提供)
交流を続ける旧光明村の住民と記念写真に納まる吉椿雅道さん(右から5人目)、山村太一さん(同7人目)、安福瑞希さん(左端)=中国・四川省北川県(CODE海外災害援助市民センター提供)

 死者・行方不明者が8万7千人を超えた2008年5月の中国・四川大地震。被害が集中した四川省北川県の農村と、17年間にわたりつながりを深める神戸のNPO法人がある。このほど、新型コロナウイルス禍を経て6年ぶりにスタッフが訪れ、近況を報告し合った。政府間で日中関係が急速に冷え込む中、団体は「今こそ草の根の交流を続けていきたい」と前を見据える。(上田勇紀)