世間にはさまざまなことに「挑戦してみよう」と思う人はいますが、そこから才能につながる人はごく少数です。ぬこー様ちゃんの作品『才能を咲かせるのは本当に難しいって話』では、『才能』とは何たるかについて語られています。
空飛ぶ赤ちゃんである作者は、『才能』と口にする人が苦手です。今日もそんな作者のもとに、「僕ってイラストレーターの才能あると思いますか?」と質問に訪れる人がやってきました。
作者に創作時間を尋ねられ、質問者は「最近忙しくてあまり時間が…」と答えると「あなた才能があるって保証がないと描けないタイプね」と言われます。本来心配するべきは『才能があるかどうか』ではなく、『才能を開花させられるか』なのです。
誰もが才能を持っているはずですが、開花するのはごく一部です。だからこそ、「己を信じていろんな可能性を試す」ことが大事だと作者は話しました。作者も漫画家として、さまざまな挑戦を経て現在に至っています。
最後に、質問者は「僕ってだいたい何年ぐらいで才能が開花すると思います?なにをすればすぐ開花できますか?」と問いました。そんな質問者に作者は「君は開花しません」と告げられ物語は幕を閉じます。
読者からは「保証がないと描けない人には才能は咲かないよね」「才能は努力の結果だと思う」など、さまざまな意見が寄せられています。そこで作者のぬこー様ちゃんに話を聞きました。
■全力で試してから諦めるのは恥じゃない
ー「才能」について、作品を描くきっかけがありましたら教えてください
不得意なものが必ずあるように人には必ず得意なものがあります。それが「才能」。でもほとんどの人がそれを知ることなく生涯を終えるのでもったいないなあと思って描きました。
ー才能が開花せずに漫画家を辞めた方を見たことはありますか。
才能があったかどうかはわからないですけど、いたのかもしれません。一番不憫なのは才能を試すことを恐れて十分な活動をせず、ダラダラ目指していつまで経っても才能を試せない人です。
チャレンジする回数が減るのでもったいないです。どんどん挑戦してさまざまな才能を試してほしいです。全力で試してから諦めるのは恥じゃない。
ー最後に作品についてお願いします。
最近チェーン店限定の飯漫画描いてます。よろ。
(海川 まこと/漫画収集家)
























