アマゾン川流域に生息し、最大で5メートル近くまで成長する世界最大級の淡水魚ピラルク。
その巨体からは想像もつかないような、繊細で美しい刺身の写真がXで大きな話題を呼んでいる。
投稿したのは奇食崇拝者Rikuto(@naze6622)さん。白身魚特有の透明感があり、見るからに脂が乗ったピラルクの刺身は、一体どんなお味だったのか。そもそもどうやって手に入れられたのか?詳しい話を聞いた。
--ピラルクを実際に食べてみて、味や食感はいかがでしたか?
Rikuto:「鯛のような上品な白身魚」という印象。クセがなく、臭みも全く感じられませんでしたね。旨味がしっかりあって、とても美味しかったです。
--調理の過程で、印象に残っていることは?
Rikuto:包丁で身を切った瞬間に、包丁に脂がべったりついたんです。ピラルクがこれほど脂ののる魚だとは想像していなかったので、面白い発見でした。
--生食は寄生虫など危険も伴いますが、なぜ、あえて「刺身」を選んだのでしょうか。
Rikuto:以前、加熱したものは食べたことがあったので、今度は生食にチャレンジしてみました。料理人として、まずは生と加熱の両方を知ることで、その素材が持つ本来の表情やポテンシャルを分析したいと考えたからです。
--安全面で不安を感じる読者もいるかもしれません。
Rikuto:もちろん自己責任ですが、今回は冷凍処理されているものを使用したため、寄生虫のリスクは抑えられています。すべての食には何らかのリスクが隠れているものですが、知識をもって向き合っています。
--日本では珍しい食材ですが、どのように入手されたのですか?
Rikuto: 海外の食材を仕入れている業者の方と以前からお付き合いがあり、「たまたま入ったので食べませんか?」とお誘いをいただいたのがきっかけで購入しました。
--珍しい食べ物を探求し続ける理由はどこにあるのでしょうか。
Rikuto:食の選択肢が増えることは人生を豊かにすることであると思います。自分の知らない食の世界を知ることは、僕にとって生きる意味そのもの。食の選択肢が増えることは、生きていく上で有利に働くことも多いと考えています。
◇ ◇
SNSでは「コイみたいな身」「昆布締めにしても美味しそう」「川魚寄生虫は大丈夫かな」などの反響は寄せられた。なお、天然の川魚には高い確率で寄生虫が存在し、重篤な症状を引き起こす場合もある。十分な加熱、マイナス20度以下で24時間以上の冷凍など、対策が必要である。
投稿者のあくなき探究心は、私たちに「食」の新たな可能性と、世界を広げる楽しさを教えてくれている。
(まいどなニュース特約・米田 ゆきほ)























