にゃんこ博覧会のマスコットキャラクター「ぱくちゃん」とのフォトタイムもあり
にゃんこ博覧会のマスコットキャラクター「ぱくちゃん」とのフォトタイムもあり

「猫」をモチーフにしたアート・ハンドメイド作家が全国から300名以上も集まる「にゃんこ博覧会」。5月2日、3日、グランフロント大阪で開催されました。昨年は2日間で一万人以上の人出で賑わったビッグイベント、今年も盛り上がった様子を伝えます。

長く続く「猫ブーム」、いまや一過性の流行を超え、猫人気は定着している感があります。SNSもメディアも、とにかく猫に関する記事や書き込みで溢れていますよね。

丸い顔、頭の上の尖った耳、そして大きな目。猫特有の愛らしい姿は、ある意味デザイン化しやすい特徴を備えているのでしょう。例えば輪郭だけでも、また目と口元だけでも、そしてそれが非常に省略され図案化されたものでも。見る人に「あ、ねこちゃん」「かわいい」と伝わってしまいますよね。また、その猫の特徴さえ押さえていけば、アレンジできる幅がとても広いので、作家さんごとのオリジナリティを活かした幅広いバリエーションの作品が生まれる元になっているのだと感じます。

そんな猫の魅力をとてもシンプルに、輪郭だけで伝えられている作家さん。るりいろ堂さんにまずお話を伺いました。

オーダーメイドのブレスレットなどを手がけられているるりいろ堂さんの作品は、天然石とその台の小さな耳だけで「あ、猫さん」と伝わります。石と台、そしてベルトの色の幅広い組み合わせで、様々な毛色のオーダーメイドも可能なんだそうです。

一緒に暮らす猫さんに合わせた、オーダーもののアクセサリーを身につけてみるのもいいんじゃないでしょうか。

■楽しそうな猫さんがいっぱい!

今回集まった様々なお店の中で、やはり多いのはイラスト作品ですね。猫の表現は本当に幅が広くて、リアルだったりシンプルに図案化されたものだったり。作家さんごとの世界観は千差万別で、しかしどれもがそれぞれかわいいというのが猫のすごさだったりします。そんなイラストを小ロットでテキスタイル化してグッズを作られているのが、手作り雑貨みみずくのおがわなおこさんです。ブースに並ぶグッズには、車に乗っていたり会議をしていたり、何か楽しそうな猫さんがいっぱいです。さらに個別のオーダーも受けてらっしゃるとのこと。

元々はご自分で飼われているさび猫を描いたのが最初なのだそうです。「譲渡会とかでさび猫があまり人気が無い、というのを聞いて「さび猫地位向上会議」というのをモチーフにしたんです」と話すおがわさん。いやいや、さび猫はほんと、かわいいですよね。

■絶対に猫が入りたくなる絶妙のサイズと丸く柔らかい形

かわいい猫でいっぱいの会場で、ちょっと違った雰囲気のブースを見つけました。展示されているのは「かご」だけ。猫かごを製作されているRitoさんです。

これは絶対に猫が入りたくなるに違いない、絶妙のサイズと丸く柔らかい形。実際に使用中の猫さんの写真もいっぱい展示されています。「猫ちぐら」と、一世を風靡した「ねこ鍋」が合体したような猫アイテム。コロナ禍で自宅に籠もっていた時期に思い立って、作り始められたのだそうです。

猫作家で、コロナ禍をきっかけに作家活動を始められた方は多いようです。消しゴムはんこのrinrinさんもその一人。消しゴムはんこで作成された、パステル調のメルヘンチックなポストカードやアクリルチャーム、、シンプルでかわいいイラストはんこなどを販売されてました。今年からイベントに出店されるようになったそうです。

非常にキッチュでカラフルなフィギュアを並べておられたのは、秘密結社猫之目さん。3Dプリンターで製作されたプラスチック製のフィギュアに、ビビッドな彩色がされた作品たちです。猫と妖怪、和風なものがテーマとおっしゃいます。確かにちょっと妖怪風の、でもかわいい猫たちが、ダルマを抱えていたり、プロレス技を掛け合っていたり、UFOに吸い上げられていたり。昭和テイストたっぷりな世界を展開しています。今回沖縄から来られたそうで、このあとGW後半以降も各地を巡って出店されるそうです。

ガラスペン、という今では珍しい筆記具を展示されていた「びびくろ文具店」の武石さん。飼われている「びび」と「くろ」が、ガラスペンを持っているかわいらしいイラストに目を引かれました。アクリルチャームやマスキングテープ、雑記帳などのかわいい文具を展開されていて、ゆくゆくは町の文具店を開くのを目標に活動されているそうです。

来場される方も出店される方ももれなくねこ好きのこのイベント。猫スイーツやカフェ、スタンプラリー、ワークショップなどもあり、そしてまだまだ紹介しきれないたくさんの魅力的な、かわいらしい猫たちでいっぱいでした。筆者も日々、猫と暮らすねこ好きで、グッズを見つけるとついつい買ってしまうので、このイベントはとても目の毒、誘惑の塊です。この先きっとGWの恒例行事になると思いますので、猫が好きな皆さんぜひ次の機会に足をお運びください。 

(まいどなニュース特約・小嶋 あきら)