海保・自衛隊・消防・病院の4機関が連携した大規模な「洋上救急」の様子を、第三管区海上保安本部が2026年5月8日に公式X(@JCG_3rd_RCGH)で報告し話題を呼んでいます。東京から約1500km離れた海上で起きた救助劇の全容と、世界で唯一の「医師派遣型の制度化された洋上救急システム」の仕組みを紹介します。
■洋上救急とは…
洋上の船舶で急病や負傷が発生した際、医師や看護師を巡視船やヘリコプターで現地へ派遣し、応急処置をしながら陸上の病院へ迅速に搬送する世界唯一の“海の救急医療”システムです。民間団体(日本水難救済会)と公的機関、医療機関が一体となっており、国籍に関係なく救助が行われます。
■見事な連携救助
今回の救助活動の対象となったのは、東京から南に約1500km離れた海上を航行する漁船の乗組員です。海上の事件・事故の緊急通報用電話番号「118番」を通じて、海上保安庁へ病院への搬送要請が入りました。
公式Xの投稿では、イラストを用いた救助計画の解説画像に加え、硫黄島での緊迫した引き継ぎシーンから始まる実際の救助動画も公開されています。
①海上自衛隊:ヘリで急病人を吊り上げ硫黄島へ搬送
②日本医科大学付属病院:医師が硫黄島で引き継ぎ(海上保安庁の飛行機で現地入り)
③海上保安庁:飛行機で羽田空港へ搬送(搬送中も医師による容態確認継続)
④東京消防庁:救急隊が病院へ搬送
コメント欄には「おつかれさまでした」といった労いの言葉や、「海保・自衛隊・消防・病院の連携神回」と見事なチームワークを称賛する声が多数寄せられています。さらに「日本は海で安心して仕事できるね」と、過酷な環境で命を繋ぐ世界唯一のシステムに対する感動の声も広がっています。
なお、海上保安庁のホームページによると、「洋上の船舶上で傷病者が発生し、医師による緊急の加療が必要な場合に、医師等を海上保安庁の巡視船艇・航空機等により急送するとともに、傷病者を巡視船艇・航空機等に引き取り、医師の加療を行いつつ、陸上の病院に搬送する(公社)日本水難救済会の『洋上救急制度』を利用する場合は費用負担が発生します」と洋上救急制度の利用には費用負担が発生するとしています。
▽出典:第三管区海上保安本部 公式X/【洋上救急】
























