【子どもの未来育みたい】
すごく波のある人生。どん底も味わったけど、震災を経験し人生の幅が広がったと思います。
神戸で経営していた美容室3店舗はそれぞれ全焼、全壊、半壊となりました。事務所も焼け、社員寮も1階が押しつぶされました。
幸いにも社員たちが無事だったのが救いでした。店は失ったけど、周囲の惨状を見て「何か自分たちにできることはないか」っていう気持ちが湧いて…。一人落ち込んでる暇なんてなかった。
急いで半壊した店だけを直し、無料シャンプーやボランティアカットの巡回を始めました。被災者の方がいい笑顔を見せてくれたんです。すごく感謝されて「あぁ、生きるってこういうことなのかな」って実感できた。社員たちも意気に感じてくれました。
東北の被災地でも続けています。子どもたちが礼儀正しくてすごく純粋なんです。彼らに希望を持ってもらいたい。それで、神戸に招き、子どもたちと交流する活動も始めました。未来の絆を育むきっかけになれば。そう願っています。(岡本好太郎)
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阪神・淡路大震災から来年で20年。この地で生きる人、復興に関わった人たちの歩みをモノクロームの写真でお伝えします。
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