子どもたちの部活動を応援したい、と起業家の裙本理人(つまもとまさと)さん(42)=兵庫県明石市出身=が同市に1500万円を寄付し、紺綬褒章を受けた。裙本さんはかつて衣川中学で剣道に打ち込んだ。教員の働き方改革や少子化を受けて全国で中学の部活動は岐路に立たされており、21日に市役所であった伝達式では「人格形成などに重要なので、サポートしたいと思った」と語った。(森 信弘)
裙本さんは東京都在住で、明石城西高校、神戸大学でも剣道部だった。住友商事を経て、2015年に再生医療のスタートアップ(新興企業)である「セルソース」(東京都)を設立し、現在は代表取締役CXO(最高変革責任者)。寄付はふるさと納税を活用し23年11月に行った。返礼品は辞退したという。