各家庭に置かれていた防火弾(左)と、焼夷弾の実物=明石市立文化博物館
各家庭に置かれていた防火弾(左)と、焼夷弾の実物=明石市立文化博物館

 今年、戦後80年の節目となるのに合わせ、明石の空襲を紹介する展示コーナーが、明石市立文化博物館(上ノ丸2)の1階に設けられた。明石の市街地を焼き尽くした焼夷(しょうい)弾と同型の実物や、当時、各家庭に常備されていた「防火弾」の実物を展示。空襲に備え、女性たちがバケツリレーをする映像も初公開し、身近にあった戦争を伝えている。入場無料。8月末ごろまでの予定。(森 信弘)