師走の風物詩「第九」で知られるベートーベンの交響曲第9番「歓喜の歌」の演奏会が15日、淡路市岩屋の旧アソンブレホールである。淡路島で第九が歌われるのは2005年以来、19年ぶり。島内の音楽愛好家ら約50人が合唱団を結成し、平和への願いを込めて歌声を響かせる。(内田世紀)
■ソプラノ歌手藤井泰子さんも
淡路島では1980年代初め、合唱を楽しむ市民らが中心となり「淡路第九を歌う会」が発足。84年8月、旧洲本市民会館で初の演奏会が開かれた。その後も、94年のしづかホール(淡路市)開館や、98年の明石海峡大橋開通などを記念しステージを飾った。