指定暴力団山口組の元直系組長(80)が兵庫県西宮市内の自宅で空き巣被害に遭い、親族を通じて「現金や貴金属品など約3億円相当を盗まれた」と、兵庫県警西宮署に届け出ていたことが8日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、元組長宅は今月5日から7日まで留守だったといい、7日午後に帰宅した際、被害に気付いたという。親族は現金と貴金属品が無くなったと同日、同署に被害を届け出た。
自宅には防犯カメラが設置されていたが、映像には残っていなかったという。自宅は窓ガラスを破られ、タンスや金庫なども荒らされていた。
元組長は数年前まで、大阪市に拠点を置く山口組直系組織の組長を務め、現在は引退している。