24日午後、兵庫県尼崎市に住む地方公務員の女性(67)が「パソコンが操作できなくなり、マイクロソフト関連会社社員を名乗る男に140万円をだまし取られた」と県警尼崎南署に届け出た。女性は複数のコンビニで7回にわたり、電子マネーカードを購入。コンビニ店員から「詐欺の可能性がある」と忠告されたが、被害に気付かなかったという。同署が特殊詐欺事件とみて捜査している。
同署によると、23日午前10時15分ごろ、女性が自宅でパソコンを使用中、画面に「セキュリティー上の理由でブロックされている」などと表示されて操作できなくなったため、表示されていた電話番号に連絡した。
応答したマイクロソフト関連会社社員を名乗る男に、修理費用などを請求され、指示に従ってコンビニで電子マネーカードを購入し、帰宅して番号を伝えたという。
男は女性に対し「番号を間違えている」と繰り返して電子マネーカードを買い直すように仕向けたといい、女性は計7回で140万円分を購入した。