26日午後、兵庫県尼崎市の地方公務員女性(66)が「パソコンの修理サポート料金という名目で8万9千円をだまし取られた」と県警尼崎北署に届けた。同署が特殊詐欺事件として調べている。
同署によると26日午前、女性のパソコンにサポートセンターへ電話するよう求める警告画面が表示された。女性が電話すると、マイクロソフト関係者をかたる男から「修理とサポートの料金」として8万8千円を要求された。
女性は金融機関へ行き、指示通りの額を入金。帰宅後も画面が消えないため、再び連絡すると6万4千円を求められ、インターネットバンキングで千円だけ振り込んだという。女性は途中で詐欺に気付き、やりとりを中断した。
尼崎市内では今月23日にも、同様にマイクロソフト関連会社社員を名乗る男から地方地方公務員の女性(67)が約140万円をだまし取られる特殊詐欺事件が発生している。