2月27日未明に神戸市中央区北長狭通1の商業ビルで、エレベーターが上下する空間の底部で倒れているのが見つかり、死亡した男性は知人数人とビルに入るカラオケ店を訪れていたことが28日、捜査関係者への取材で分かった。
男性は4階の部屋を利用し、エレベーターは人が乗り込む「かご」がない状態だったとするカラオケ店店員の目撃があり、兵庫県警は男性が4階から転落した可能性があるとみて当時の状況を調べている。
捜査関係者によると、亡くなった芦屋市の医師の男性(31)の死因は背中を強打したことによる血気胸だった。男性が発見される約1時間前、店員が4階のエレベーターの扉が開いているのにかごがない状態に気付き、連絡を受けた設備会社の社員が点検し、倒れている男性を発見した。