立花孝志被告
立花孝志被告

 兵庫県の告発文書問題に絡み、県議会調査特別委員会(百条委員会)の委員長だった奥谷謙一県議への脅迫容疑で政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志被告(58)=別の名誉毀損罪で起訴=を不起訴とした神戸地検の処分について、神戸第2検察審査会は「不当」と議決した。名誉毀損と威力業務妨害の容疑は「不起訴相当」とした。いずれも6月24日付。地検は再捜査し、起訴の適否を検討する。

 奥谷氏は、2024年10~11月に立花被告が交流サイト(SNS)に「奥谷氏が(文書作成者の死亡原因を)隠した」などと投稿し、奥谷氏の事務所兼自宅前で「出て来い」「あまり脅して自死されても困る」と演説したなどととして、名誉毀損、脅迫、威力業務妨害の疑いで告訴。いずれも嫌疑不十分で不起訴となり、検審に申し立てていた。

 検審はこのうち脅迫容疑について、演説は「人を畏怖させるに足りる程度の害悪の告知」に当たると指摘。地検に背景や状況を踏まえ、再考を求めた。

 奥谷氏は13日に神戸市内で会見し「市民の声でおかしいという判断が出た意味は大きい。検察は適切、厳正に判断してほしい」と語った。