美人画の第一人者、上村松園(1875~1949年)の回顧展「生誕150年記念 上村松園」(神戸新聞社など主催)が大阪中之島美術館(大阪市北区中之島4)で29日開幕するのを前に28日、内覧会があった。初期から晩年までの約100点を通し、生涯にわたり理想の女性像を追い求めた画家の実像に迫る。
松園は京都生まれ。男性優位だった明治期美術界で、女性として初めて文化勲章を受けるなど、近代美術史に足跡を残した。気品と華やかさに満ちた画風は現代でも人気を博している。
会場では、作品を人生や季節、暮らしなどのテーマに分類して紹介。「四季美人図」では、髪形や装いでさまざまな年代の女性を描き分けた。出産した女性が眉をそる明治初期までの習慣を描いた「青眉」には、自身の母親への感謝や懐かしさが込められている。
音声ガイドのナビゲーターを務める俳優の木村多江さんは「春を題材にした作品からは、春風やぬくもりが香るよう。絵の中に入ったかのような感覚で楽しんでほしい」とPRした。
6月1日まで。午前10時~午後5時。月曜日と5月7日は休館(4月28日、5月5日は開館)。一般1800円など。大阪市総合コールセンターTEL06・4301・7285(安藤真子)























