将棋の藤井聡太王位（２２）＝竜王、名人、王座、棋聖、棋王、王将＝に永瀬拓矢九段（３２）が挑む「伊藤園お～いお茶杯第６６期王位戦」（神戸新聞社主催）７番勝負の第１局が５日、愛知県小牧市の「合掌レストラン大蔵」で始まった。
先手番の永瀬九段が６１手目を指した午後２時２３分、同一局面が連続して手詰まりになる「千日手」が成立、指し直しとなった。消費時間は永瀬１時間４２分、藤井２時間２分。
指し直し局はそれぞれの残り時間を引き継ぎ、３０分後の午後２時５３分、先後を入れ替えて始まった。
王位戦７番勝負対局は持ち時間各８時間の２日制。５日は午後６時に指し掛け、手番が封じる。２日目の６日は午前９時に再開し、同日夜までに決着する見通し。対局の様子は神戸新聞ＮＥＸＴでも紹介している。
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【千日手】 将棋で、同一局面（連続王手以外）が４回現れた場合は無勝負とし、先手と後手を入れ替えて初手から指し直す。今回は６１手目で同一局面が４回出現した。
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