将棋の福間香奈女流五冠(34)=清麗、女王、女流王座、女流王位、倉敷藤花=が挑むプロ棋士編入試験5番勝負第3局が27日、大阪府高槻市の関西将棋会館で指され、先手番の福間は試験官の生垣寛人四段(22)=神戸市出身=に敗れた。2022年に続く2回目の受験で女性初の棋士を目指したが、通算成績0勝3敗で不合格となった。
将棋のプロになる制度は「棋士」と「女流棋士」で違い、女性が棋士になった例はない。福間は昨年10月、棋士が参加する公式戦での直近成績で、厳しい受験基準「10勝以上かつ勝率6割5分以上」を満たした。
3勝で合格する試験で、福間は1月から試験官(四段の棋士)と戦ったが、初戦から3連敗。終局直後に「1、2局目は完敗。本局も自分から崩れてしまう展開になって、力不足を実感した」と声を落とした。
福間は24年12月に長男を出産し、翌年2月に復帰。子育てと両立し、女流棋界の第一人者として棋力を磨いてきた。「一生懸命やった結果」と振り返り「集中して勉強に取り組むことができたのは、家族の存在が大きかった」と感謝した。
試験は、これから先に資格を満たせば、何度でも受験できる。福間は「挑戦したい気持ちはある」としつつ「全体の棋力からすると、受かるのは難しい。それなりに力を付けられるように、やっていかないといけない」と語った。(小林伸哉)























