宇宙関連事業を手がけるリアルワークスジャパン(神戸市中央区)のエイミー・アリソン社長が、神戸市内で、神戸経済同友会の会員を前に講演した。米ヒューストンを拠点に、国際宇宙ステーション(ISS)へ物資を届ける「無人宇宙補給機」の運航に携わるアリソンさん。三菱重工業出身の土田哲副社長と共に、米航空宇宙局(NASA)や宇宙航空研究開発機構(JAXA)が関わる、月へ行く宇宙船開発の一部設計を担っている。
米国出身のアリソンさんは大学卒業後、NASAでスペースシャトル計画に従事。宇宙での日本製ロボットアームの実験で日本の技術者と知り合い、ISSの日本実験棟「きぼう」の開発などにも参画した。これまでに21回、無人宇宙補給機の運航に携わったという。