坂田記念ジャーナリズム振興財団(大阪市北区、赤木攻理事長)は17日、関西を拠点にした優れた報道活動を表彰する「第33回坂田記念ジャーナリズム賞」を発表した。新聞の部(スクープ・企画報道)では、神戸新聞社の連載「あの熱狂の中で」が選ばれた。
連載は2025年2月にスタートし、第5部を経て現在も継続中。兵庫県の告発文書問題に端を発した24年秋の知事選以降、斎藤元彦氏への熱狂的な支持と反発で深まった県民の分断の背景をテーマにした。
第1部では交流サイト(SNS)によって人々の心にさまざまな物語が生じ、家庭や職場に対立を持ち込む過程を追った。その後は県内の首長選や参院選、宮城県知事選をテーマに、既成政党やメディアへの不信が生んだうねりや、有権者を巻き込む「大きな物語」の作られ方に迫った。また連載と連動した特集「民意×熱狂」では、SNS選挙の課題を詳報した。
選考では「有権者の声を丹念に聞き取り、このような現象を生み出した地域の当事者としての覚悟を感じる企画」と評価された。
放送の部はNHK大阪放送局の「JOBK100年 シリーズ小さき声に向き合う『誇りうるもの~部落問題の100年~』」が選ばれた。
神戸新聞の受賞は昨年の「阪神・淡路大震災30年報道」に続き2年連続。
























