神戸紅茶が販売する樽正のジャム(同社提供)
神戸紅茶が販売する樽正のジャム(同社提供)

 ティーバッグ製造の神戸紅茶(神戸市東灘区)が食品加工事業に乗り出した。2023年から昨年にかけ、果物をジャムなどに加工する老舗2社を買収した。いずれも債務超過の苦しい経営だったが、添加物を使わないこだわりの製品づくりを取り込んで生産を効率化し、紅茶事業との相乗効果を見込む。(塩津あかね)

 神戸紅茶も、経営破綻を経て異業種の企業の傘下に入り、再建した経緯がある。老舗の技術を守り、新たな商品を生み出す好循環を目指す。

 昨年12月に買収したのは、果実商をルーツとする1887年創業の千総(堺市)。着色料や保存料などの添加物を使わない製品が評価され、OEM(相手先ブランドによる生産)を中心に百貨店やアパレルの店舗などで販売していた。