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川西ゆかりの音楽家を応援 市のオリジナル動画にKa-Naさんら

2020/12/23 05:30

 兵庫県川西市は、同市ゆかりの音楽家が制作したオリジナル動画を動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。新型コロナウイルス感染症の影響で発表の場を制限されている芸術家を支援する一環で、同市出身の世界的なトロンボーン奏者の藤原功次郎さんや、ヒット曲「トイレの神様」で知られるシンガー・ソングライターKa-Na(植村花菜)さんら第一線で活躍するアーティストが登場。来年3月までに20組前後の公開を予定している。(伊丹昭史)

 音楽家への支援とともに、コロナ禍で沈みがちな市民らを一流の音楽で元気づけようと企画した。出演は市出身者のほか、クラシックを中心に公演を開いてきた「川西市みつなかホール」(同市小花2)に出演経験のある音楽家らにも依頼した。

 藤原さんは市内を流れる猪名川を背景に自作の曲「寄り添う翼」を演奏。米ニューヨークにいるトロンボーン奏者とオンラインでセッションした。

 Ka-Naさんは「少しでも音楽が皆さんの役に立てたら」と、画面を通じてメッセージを送り、ギターを手に、故郷にちなんだ「猪名川」など数曲を熱唱している。

 そのほか、東京フィルハーモニー交響楽団コンサートマスターの三浦章宏さんらがバイオリンなどでベートーベンの曲を披露。本格派の津軽三味線デュオ「輝&輝KIKI」が迫力のある音色を響かせるなど、現在約10作品を視聴できる。

 市担当者は「コロナの自粛ムードがまた高まりつつある中、少しでも楽しい時間を過ごしてもらい、市ゆかりのアーティストをより多く知ってもらえれば」と話す。視聴は、市ホームページからか、「川西市 アーティスト 支援」で検索する。市文化・観光・スポーツ課TEL072・740・1161

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