兵庫県西宮市は6日、電車内で女子高校生に股間を押し当てたとして大阪府警に逮捕された市長室秘書課の男性副主査(29)について、同日付で停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。
市によると、副主査は5月17日に府迷惑防止条例違反の罪で略式起訴された。同日、大阪簡裁から罰金30万円の略式命令を受け、即日納付したという。
副主査は釈放後、市の聞き取りに「勾留が精神的につらく、外に出たいがため罪を認めた。実際はやっていないし、体に触れた認識もない」と説明した。
市は「刑事手続きにより事実関係は確定している」と判断。「初犯である一方、被害者に謝罪していない点などを踏まえて処分の重さを決めた」とした。副主査は処分を受け入れる意向を示しているという。
市人事部は「市民の信用を失墜させ、深くおわび申し上げる」と陳謝した。(山岸洋介)