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ハルヒの“聖地”「珈琲屋ドリーム」に七夕飾り 今年もファンが自主的に集い準備

2021/06/26 05:30

 人気アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱(ゆううつ)」で描かれ、ファンに「聖地」として親しまれる「珈琲(こーひー)屋ドリーム」(兵庫県西宮市甲風園1)で25日、七夕に向けたササの飾り付けがあった。

 同店では季節の移ろいを感じてもらおうと、約30年前から七夕飾りを取り付けている。ライトノベルがアニメ化された2006年以降は、ファンが自主的に集まり、準備に携わっている。

 この日は昼すぎに高さ約4メートルのササ2本が到着。健康や結婚、新型コロナウイルス克服など同店の客らが願いをしたためた短冊、吹き流しなどがファンの手で取り付けられた。

 アニメシリーズを手掛けた「京都アニメーション」は2年前の7月18日に放火され、アニメーターら36人が犠牲となった。高校生の頃から何度も同店に足を運び、七夕飾りにも毎年参加してきた堺市の男性(32)は「事件後は祈りの気持ちが大きくなった」と話す。

 細海章子店長(64)は「コロナ禍で『聖地巡礼』どころじゃないけれど、徐々に前向きになっていけたら」と話した。(中川 恵)

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