人気アニメ「忍たま乱太郎」の原作者で兵庫県尼崎市在住の漫画家尼子騒兵衛さんの原画や忍者道具などが一堂に並ぶ企画展が、尼崎市の尼信会館(東桜木町)で開かれている。愛くるしい表情のキャラクターたちのイラストや、尼子さんが創作の際に活用した忍者道具などが展示されている。9月26日まで、入場無料。(久保田麻依子)
企画展は、尼崎信用金庫の創業100周年と尼信会館の20周年を記念して実施。同金庫のマスコットキャラクター「あまちゃん」「しんちゃん」を尼子さんが手掛けた縁で実現した。
会場には、「乱太郎」シリーズの3作品・50点の原画を展示。創業90周年の記念の際に尼子さんが直筆した黒板アートも目を引く。
尼子さんは忍者の生態や忍者道具の熱心な研究家でも知られ、会場には忍術伝書やさまざまな種類の手裏剣、まきびしなど約230点の道具も並ぶ。子ども向けの落語本「らくご長屋」(ポプラ社)で手掛けた挿絵25点も展示している。
担当者は「原画は全て初公開です。夏休みに親子連れでぜひ楽しんでほしい」と来場を呼び掛けている。
午前10時~午後4時、月曜・祝日休館。尼信会館TEL06・6413・1121