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舞台あいさつに臨む白羽弥仁監督(左)と主演の松田るかさん(中央)、伊藤舞市長=OSシネマズミント神戸
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舞台あいさつに臨む白羽弥仁監督(左)と主演の松田るかさん(中央)、伊藤舞市長=OSシネマズミント神戸
舞台あいさつに臨む主演の松田るかさん=神戸市中央区、OSシネマズミント神戸
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舞台あいさつに臨む主演の松田るかさん=神戸市中央区、OSシネマズミント神戸
映画「あしやのきゅうしょく」を撮影するスタッフ=芦屋市内((C)2022「あしやのきゅうしょく」製作委員会)
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映画「あしやのきゅうしょく」を撮影するスタッフ=芦屋市内((C)2022「あしやのきゅうしょく」製作委員会)
(C)2022「あしやのきゅうしょく」製作委員会)
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(C)2022「あしやのきゅうしょく」製作委員会)
(C)2022「あしやのきゅうしょく」製作委員会
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(C)2022「あしやのきゅうしょく」製作委員会

 作りたての独自の献立を味わえる兵庫県芦屋市の給食を取り上げた映画「あしやのきゅうしょく」が完成し、神戸、大阪、京都で先行上映されている。5日、神戸市内で舞台あいさつがあり、白羽弥仁(しらはみつひと)監督が「登場する全ての人が子どもたちの成長を願っている。そういうまっすぐさが伝わる作品を作りたかった」と思いを語った。(大田将之)

 芦屋市の給食は、各校で調理する「自校方式」を採用している。学校ごとの栄養士が旬の食材を使いながら、栄養バランスやアレルギーなどに配慮して献立を考えている。

 作品の主人公は、芦屋の小学校に赴任した新任女性栄養士。NHK連続テレビ小説「スカーレット」などで注目を集めた松田るかさんが演じる。限られた予算やアレルギーといった課題に向きあいながら、給食を通じて子どもたちと心を通わせていく物語だ。

 映画化は芦屋市出身の白羽監督が、芦屋の給食を紹介するレシピ本を読んだことをきっかけに「こだわりの給食」を広く知ってもらおうと市に提案。栄養士や調理師に取材を重ね、一つの物語に仕立てた。

 新型コロナ禍の影響で撮影の中断もあったが、山手、精道、宮川小などでカメラを回し、地元の小学生らも児童役で出演した。市は市制80年記念事業として約2千万円を負担した。

 神戸市中央区の映画館「OSシネマズミント神戸」であった舞台あいさつには、白羽監督と松田さん、伊藤舞市長が出席し、撮影の裏話や作品に込めた思いなどを紹介した。

 白羽監督は「現場では芦屋の栄養士や調理師のみなさんに普段やってらっしゃる通りのことをやってもらった。極めてスピーディーで、まさしく職人芸だった」と振り返った。

 「子どもは何を言うか分からない。台本通りのことばかりじゃないんですよね」と白羽監督が笑うと、松田さんも「子どもたちは本当に素直に反応してくれる。たくさん会話することを心がけて、恋バナもしましたよ。おませですよね最近の小学生は」と現場での子どもたちとの思い出話を披露した。

 沖縄出身で「関西弁が一番心配だった」という松田さんは、関西出身のスタッフや子どもたちに「合ってる?」と現場で逐一聞きながら演じ切った。「調理の様子とか湯気の感じとか(映画を)見ていてすごくおなかがすく。みんなが子どもたちのためを思って給食をつくる姿、そんな温かさが伝わるといいなと思います」と語った。

 先行上映館は、OSシネマズミント神戸のほか、テアトル梅田(大阪市北区)とアップリンク京都(京都市中京区)。3月4日から順次全国で公開される。

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