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「桜の季節に食べて」武庫川女子大生ら考案の弁当や総菜 4月10日まで販売

2022/03/11 05:30

 コロナ禍でも夙川の桜を思い浮かべて食事を楽しんでほしい-。そんなコンセプトの弁当や総菜など計12商品が、武庫川女子大学(兵庫県西宮市池開町)の学生らのアイデアで出来上がった。総菜の持ち帰り専門店「音羽DELI(デリ)」(同市北名次町)が開発し、10日に販売を始めた。

 音羽DELIはすしや和食の飲食業「音羽」が新業態として2020年7月に開店した。宅配のイメージを覆し、若者や家族向けにもPRしたいと武庫女大に協力を求めると、経営学部の学生10人が実践学習の一環で取り組んだ。

 学生らはまず阪急苦楽園口駅などでアンケートを実施。「すし店の認知度は高いが、持ち帰り専門店はあまり知られていない」「男性は揚げ物が好きだが、女性は量が少なめで種類が多い方が好き」などの傾向が分かったという。

 これらを踏まえて12月に新商品を提案した。「夙川のお花見」をテーマに見栄えのよいメニューや、手に取りやすい希望価格を伝えた。その結果、学生たちのアイデアすべてが12商品の随所に盛り込まれたという。

 てまりずしを弁当に入れた「夙川花桜(はなさく) てまりよせ」(1280円)や子ども向け弁当「くまさんバーグランチ」(680円)、和食とすしの調理師が試行錯誤した「お寿司(すし)屋さんの米粉(こめこ)シフォン」(350円)など、見た目が華やかでわくわくするものに仕上がった。

 2年の玉垣緋莉(あかり)さん(20)=同県明石市=は「全員のアイデアが採用されて感動した。桜の季節に手にとって食べてもらえたらうれしい」と話した。

 4月10日まで同店で販売する。午前10時半~午後7時半。音羽DELITEL0120・558・186

(中川 恵)

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