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希少な実ができたウマノスズクサ=宝塚市(寒川幸代さん提供)
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希少な実ができたウマノスズクサ=宝塚市(寒川幸代さん提供)

 ジャコウアゲハの食草として知られる多年生のつる草「ウマノスズクサ」が兵庫県宝塚市の会社員、寒川(そうがわ)幸代さん(33)方の庭で結実した。実はふっくらとした球形(直径約2・5センチ)で、表面が六つに裂けたような形状。国内で実がなるのは珍しいという。

 県立人と自然の博物館(三田市)の黒田有寿茂(あすも)主任研究員は「これまで見たことはない。できた理由については分からないが、とても興味深い」としている。

 葉が馬の顔の形のようで、実は馬の首にかける鈴に似ていることが名前の由来という。関東以西に生育し、6~8月、紫色のラッパ状の花筒を付ける。実は花が落ちた後にでき、熟すと下部が裂けて種子が散布される。

 寒川さんは2018年から自宅庭でチョウの食草を栽培。ウマノスズクサは19年から育てており、今月5日に実をつけているのを見つけた。

 寒川さんは「昨年11月ごろに結実したのではないか。気付くのが遅れ、すでに種が出来上がっていた状態だった。種をまいて丁寧に育て、じっくり観察したい」と話す。(西尾和高)

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