子どもらの人気を集めたSFロボットアニメ「超時空要塞(ようさい)マクロス」のテレビ放映開始から40年を記念する企画展が、兵庫県宝塚市立手塚治虫記念館(同市武庫川町)で開かれている。巨大戦艦「マクロス艦」が宇宙で変幻自在に形を変えて異星人と戦闘を繰り広げるなど、他のロボットアニメにはない発想で創作された歩みが模型やイラストなど約130点で楽しめる。(西尾和高)
「マクロス」(全36話)は1982年10月3日~83年6月26日に放映された。当時未来だった2009年、宇宙から突然飛来した巨大戦艦を改修して「マクロス艦」を造った人類が、異星人との戦いに巻き込まれていくという内容。マクロス艦以外にも人型ロボットに変わることができる戦闘機が登場し、リアルなアクションが話題となってシリーズ化された。
昔のロボットアニメを懐かしんでもらおうと宝塚市などが主催し、高さ2メートルの人型マクロスの立像を展示。1作目に登場する巨大宇宙戦艦の機能や性能などをイラスト、設定画などで解説する。マクロス艦のロボット(全長70センチ)も展示し、自動制御システムによって人型に変形する様子が楽しめる。各シリーズに登場する歴代可変戦闘機の60分の1サイズの模型も並ぶ。
10月24日まで。午前9時30分~午後5時。水曜休館(夏休み期間は営業)。小学生100円、中高生300円、大人700円。市立手塚治虫記念館TEL0797・81・2970