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「涼しい!」小学生ら打ち水体験 温暖化や節電も学ぶ「冷房は1時間短くするより…」 尼崎

2022/08/01 05:30

 猛暑が続く中、昔ながらの「打ち水」を体験し、地球温暖化について学ぶイベントが、兵庫県尼崎市栗山町2の立花南生涯学習プラザで開かれた。市内の小学生を中心に約130人が参加。芝生や道路に打ち水をして効果を確かめた。

 あまがさき環境オープンカレッジ実行委員会と市が主催し、2年前からは市内6カ所で開催している。

 子どもたちはミニ縁日を楽しんだ後、地球温暖化に関するクイズに挑戦。スタッフは「尼崎市の気温は130年で約2度上がった」「尼崎市の家庭から1年間に排出されたCO2は41万9千トン」などと説明。「冷房は使う時間を1時間短くするより、設定温度を1度上げる方が節電効果が高い」などとアドバイスした。

 その後、貯留タンクにたまった消毒済みの雨水200リットルとヨーヨー釣りなどに使った残りの水を使って、打ち水を体験。打ち水をする前後で、芝生上が38・0度から31・2度に、道路上は52・0度から37・8度に下がった。

 立花西小1年の男児(7)と武庫北小1年の男児(6)は、自分の行動目標に「水を出しっぱなしにしない」「エネルギーを使いすぎない」と書いたといい、「(打ち水は)涼しくて気持ちよかった」と笑顔だった。

 打ち水イベントは、8月3日=大庄北▽10日=武庫西▽18日=園田東▽19日=小田南-の各生涯学習プラザでも開催。いずれも午後2時半~5時、参加無料、先着50人。実行委TEL06・6421・0544

(広畑千春)

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