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人気アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」にちなんだスポーツイベントの準備を進める関西学院大学の学生=西宮市上ケ原一番町
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人気アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」にちなんだスポーツイベントの準備を進める関西学院大学の学生=西宮市上ケ原一番町

 人気テレビアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱(ゆううつ)」の聖地とされる兵庫県西宮市で10月1日、作品にちなんだスポーツイベントが開かれる。原作者の谷川流(ながる)さんが西宮市出身で、市内には高校など作品のモデルとなった場所が多く、関西学院大学(同市上ケ原一番町)の学生らが企画。作品に登場した場面を体験する絵描きやダンスなどに挑戦し、クイズで走ったり、ボールを投げたりと5種目で汗を流す。(西尾和高)

 「ただの人間には興味ありません。五つのミッションに挑戦する者がいたら私のところに来なさい。以上」

 学生らはファンなら必ず知っているであろうヒロイン「ハルヒ」の名ぜりふをもじって、ユーモアたっぷりに参加を呼びかける。

 イベントは人間福祉学部の林直也教授(45)のゼミで、スポーツを生かしたまちづくりなどを研究する4年生13人が発案した。アニメでまちおこしに取り組む市内の印刷会社に、ゼミの卒業生が勤務していることがきっかけで、アニメとスポーツを合わせた地域活性化策として実践することとなった。

 イベントは学生たちのアイデアを詰め込んだ。一つは、主人公の男子高校生「キョン」が学校の運動場にあしらった絵柄のような文字を実際にグラウンドに大きく描き上げる。二つ目は、作品のエンディングでハルヒらが披露したダンスを学生らと一緒に踊る。

 三つ目は作品に関する知識を問い、参加者は約30メートル離れた場所にある問題を走って取りに行き、時間内に何問答えられるかを競う。四つ目も同じくクイズだが、こちらは正解・誤りの2択を提示し、発泡スチロール製のボールを投げて答えるという内容だ。

 そして五つ目は、フィンランド発祥のスポーツ「モルック」。ただし、学生が考えたオリジナルのルールで楽しむこととした。

 人間福祉学部社会起業学科の木原茜音(あかね)さん(21)は「ハルヒのファンら多くの人に参加してほしい。お年寄りから子どもまで楽しめるようゼミの仲間とアイデアを出し合った」と話す。

 午前10時、中央多目的グラウンド(河原町)。定員100人。公益財団法人西宮スポーツセンターのホームページから申し込む。9月21日締め切り。同センターTEL0798・73・7581

    ◆

 ちなみに正しい名ぜりふは作中、ハルヒが高校入学時の自己紹介でクラスメートに宣言した場面から。

 「ただの人間には興味ありません。この中に、宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、私のところに来なさい。以上」

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