油彩画家で、美術団体「一陽会」委員を務める尾島守さん(69)=神戸市中央区=の個展が、尼崎市東桜木町の尼信会館で開かれている。地面に寝転がり、神戸の旧居留地を仰ぎ見るように描いた大作シリーズなど32点を展示。尾島さんは「自由気ままなネコになりきって描いた。作品を見て何かを受け取ってもらえたらうれしい」と話している。(地道優樹)
尾島さんは県立西宮高校から大阪芸術大学に進学。卒業後は神戸市立中学校で美術教諭を務めながら創作に打ち込んだ。65歳で退職した後も摂南大学で機械部品のデッサンを指導。一陽会では定期的に公募展の審査員を担っている。