萩尾望都さんの名作漫画を舞台化した宝塚歌劇団雪組のミュージカル「ポーの一族」が、市民向けの貸し切り公演として宝塚大劇場(宝塚市栄町1)で上演された。約2600人の観客は、トップスターの朝美絢さんらが繰り広げる耽美(たんび)な世界観に浸った。
ポーの一族は、妹を守るために吸血鬼となり、永遠の時を旅する少年エドガーの痛切な生を描く。2018年に花組の明日海りおさん主演で初演され、好評を博した。今回は8年ぶりの再演となった。
9日にあった上演前の記念セレモニーでは、元月組トップ娘役で、宝塚市大使を務める海乃美月さんらが登壇し、市の魅力などを語った。海乃さんは宝塚歌劇について「華やかなセットと豪華な出演者、生のオーケストラによる総合芸術が最大の魅力」と笑顔で話した。
貸し切り公演は、近年チケットが取りづらい宝塚歌劇を観劇してもらい、まちの魅力を改めて感じてもらおうと市国際観光協会などが企画。市内在住、在勤、在学者を対象に観覧者を募ったところ、1万1千人以上から申し込みがあったという。(地道優樹)
























