公演に向けた稽古に取り組む劇団プロデュース・Fの団員ら=姫路市本町
公演に向けた稽古に取り組む劇団プロデュース・Fの団員ら=姫路市本町

 姫路市を拠点に活動する「劇団プロデュース・F」が7月4~6日、同市本町の劇団アトリエで公演を開く。2020年の「関西演劇祭ベスト脚本賞」を受賞した竹田モモコさんの作「二十一時、宝来館」を上演し、同窓会で再会した女性3人の奇妙な空気感を表現する。(藤本賢市)

■舞台はさびれたホテル「宝来館」、旧友3人が再会し…

 劇団プロデュース・Fはアトリエ公演を年3回程度開催しており、今回が第77回。これまでオリジナルや古今の名作を上演してきたが、竹田さんの作品を取り上げるのは初めて。

 竹田さんは高知県土佐清水市出身。地元の方言「幡多(はた)弁」を使った演劇公演を目指して18年、劇団「ばぶれるりぐる」を結成し、大阪を拠点に活動している。「二十一時、宝来館」でも、幡多弁の歯切れよい響きを楽しめる。