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下滝野空襲を調査した本紙連載「知られざる空襲」を掲示した企画展=加東市下滝野
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下滝野空襲を調査した本紙連載「知られざる空襲」を掲示した企画展=加東市下滝野
手に取って読める記事のコピーもある=加東市下滝野
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手に取って読める記事のコピーもある=加東市下滝野

 本紙北播版で7~9月に掲載された連載「知られざる空襲 1945年7月24日、加東・下滝野」を掲示する企画展(神戸新聞社後援)が17日から、兵庫県加東市下滝野の滝野公民館で始まる。太平洋戦争末期、都市部から離れた北播磨で2人が亡くなった悲惨な空襲。当時の証言や米軍資料などを紹介する新聞記事19本が展示される。27日まで。(杉山雅崇)

 下滝野地区は1945(昭和20)年7月24日昼、鶉野飛行場(現兵庫県加西市)への攻撃のため飛来した米軍艦載機に爆撃された。破片が飛散する「破砕爆弾」が使用されたとみられ、住民の阿江つゆさん=当時(75)、田中とみゑさん=同(52)=の2人が亡くなった。

 神戸新聞社はこの夏、空襲を体験した地区住民への聞き取りや当時の日本や米軍の資料を基に、被害の実態を調査。連載企画で空襲の経緯や使用兵器などを明らかにした。

 企画展は、地元の空襲被害を知ってもらおうと、下滝野地区が主催。会場には、7月21日に本紙社会面に掲載された記事「加東・下滝野で住民2人犠牲 知られざる空襲 米軍に記録」から上下12回の連載本編、識者らのインタビュー編などの記事が展示されている。

 下滝野地区の阿江孝仁自治会長(63)は、亡き父親から空襲体験を聞いて育った。「戦前の下滝野は200世帯ほどだったが、戦後に千世帯まで増えた」とし、「新しい住民が増えた上、76年の年月が経過している。地元の歴史を知る機会にしてほしい」と願う。

 午前9時~午後5時15分。月曜休館。同市観光協会TEL0795・48・0995

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